旧村山快哉堂

埼玉県志木市にある村山快哉堂は明治10年（1987年）に建築された木造2階建て、土蔵造りの店蔵です。薬局でした。店蔵が座売り形式の商形態を残す点、1階中央の吹き抜け、鉢巻きの2段構成、ムシコ窓の枠回りなどの意匠形態が特徴です。志木市の指定文化財となっています。

医薬品を湿気から守るため土壁には海藻が塗り込まれているため、外壁が黒い土蔵となっています。店の裏側には厚い扉があります。建てられた当時は、この扉で母屋とつながっていました。母屋が火災の際に延焼を防ぐ目的だったとのことです。