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​田子山富士塚

埼玉県志木市にある田子山富士塚は明治5年に造られました。志木(当時の引又宿)の高須庄造氏が私財を投じて造ったと言われています。高さ8.5m、円周125.3m、斜度39°の富士塚です。調査報告書によれば、大小145余りの石碑や石像が確認されています。ご神体は木花咲姫ですが、田子山富士塚の石像は、仏教、神道 密教のものが混在しています。埼玉県の指定文化財になっています。国の重要文化財に指定されている富士塚は東京都内に4か所ありますが、田子山富士塚は、それらに勝るとも劣らない規模と内容です。

入り口の階段の両側の黒ボク(溶岩)の上には唐獅子の親子が乗っています。

裏側の中央に登山道があります。登山道の中腹の経ケ嶺神社の玉垣には、坂東三津五郎、岩井半四郎、中村芝翫、尾上菊五郎などの当時の歌舞伎役者の名前もあります。

裏側の北の角に御胎内の入り口があります。

入り口は80cmほどの高さですが、内部は最大で2mの高さがあり、16.2mの奥行があります。

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