福田屋は新河岸川で1831年から1911年まで回想漕業で栄えた船問屋です。埼玉県ふじみ野市に保存されています。
この離れは明治33年ころの建築で、木造3階建て、寄棟造瓦葺です。
明治期の木造3階建てはあまり例がなく、貴重な建造物です。
1階は4畳半、2階、3階は10畳の接客用の部屋です。
床や天井には、幅広の1枚板が使用されており、また、3階まで通し柱で築かれています。
また、瀬田の夕照や、三井の晩鐘といった近江八景を浮き彫りにした、竪繁障子を立て込むなど、明治初期の貴重な文化財です。
この模型は、福岡河岸記念館の文庫蔵展示室に展示されています。