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  • 執筆者の写真三浦和仁

旧粕谷家住宅の製作


まず、四方の壁面を作ります。写真は4面を白紙上に置いたところです。

土壁は黄ボール紙を使っています。

この段階で建具も入ります。すべて可動です。










4面を台座上で接着すると建物の外枠の出来上がりです。









間仕切りの壁を入れて間取りが出来上がりです。

土間(ダイドコロ)は和紙を使っています。

見難いですが、かまどの床面を少し下げています。

板間(ヒロマ)もこの段階で貼ります。

奥の二間(ツギ、ザシキ)は床を張ったところまでです。




   奥の2間の畳が入りました。

   畳は紙です。ネット上で畳屋さんのカタログか

   ら拝借しました。縁も紙です。

   以前は通常の畳表(藺草)の半分の目のサイズ

   のものを使っていましたが、30分の1のサイズ

   には大き過ぎるため、この方法にしています。









かまどと流しです。

天井の梁を入れると中に手が入りませんのでこの段階です。







土間とヒロマの梁ができました。

写真では分かりにくいですが、曲がりくねった梁は、太目の角材を削っています。







屋根の骨組みです。茅葺(使っているのは藺草)屋根は結構重くなりますので、木工用ボンドの接着だくでは弱いため、要所はタコ糸で結わえています。







内側にはヒロマ、ツギ、ザシキの天井を取り付けています。








茅葺屋根の作り方はいろいろあるかと思いますが。私がやっている方法です。

材料は藺草です。

写真のようなミニチュアの俵編み機を作っています。

藺草を20本ほど編み機に乗せて結わえていきます。




こんな感じです。

必要な幅の束を作ります。









束の出来上がりです。










屋根の下部から貼っていきます。










上部に向けて重ねて貼ることで、厚みを出します。










刃先が反ったはさみで下から刈り上げていきます。

この繰り返しです。








軒をそろえて全体を刈り上げると完成です。

寄棟の部分がちょっと厄介なのですが、今回は省きます。








地面にはジオラマ材料が豊富にあります。各色の木粉、芝草の材料など。

両面テープを貼って、その上にまいています。


この後、庭の祠を作って完了。

今回は4か月ほどで出来上がりました。

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